外資系メーカーは英語が得意じゃなくても大丈夫?日本生まれ日本育ちの現役エンジニアが正直に解説

「外資系に興味があるけど、英語に自信がない…」 「帰国子女じゃないと外資系では働けないの?」
こんな不安を抱えていませんか?
結論から言います。
帰国子女でもインターに通った経験もなく、純粋な日本生まれ日本育ちの私でも、外資系メーカーで英語を使いながら仕事をしています。
ただし、正直にお伝えすると、英語から逃げ続けることはできません。 むしろ、英語を使ってグローバルとコミュニケーションを取れるかどうかが、外資系で長く生き残れるかどうかを左右する重要な要因になっています。
この記事では、日本生まれ日本育ちの私の経験をもとに、英語に自信がない人が外資系メーカーで生き残るための現実的な方法をお伝えします。
- 外資系メーカーで実際にどのくらいの英語力が求められるか
- 英語が得意でなくても外資系で生き残れる人・生き残れない人の違い
- 英語が苦手な人が会議・業務を乗り切るための具体的な方法5つ
- 英語に自信がない状態で外資系転職を成功させるポイント

外資系メーカーで実際に求められる英語力
外資系メーカーの英語環境は職種・組織構造・担当プロジェクトの3つによって大きく異なります。
「外資系=常に英語漬け」というイメージは必ずしも正しくありません。詳しくはこちらの記事で解説していますが、ここでも概要をお伝えします。

決まる要因①:職種
同じ外資系メーカーでも、職種によって英語を使う頻度は大きく異なります。グローバルの開発チームや本社と連携が多いR&D・製品企画などは英語使用頻度が高くなる一方、国内向け営業や国内製造現場では日常業務のほとんどを日本語で完結できるケースもあります。

誰と関わって仕事をするかで大きく変わるよ。本社や他の海外拠点との連携が求められる職種は必然的に仕事の中で英語を使う機会が多くなるよ
決まる要因②:組織構造(上司が海外にいるかどうか)
同じ職種でも、上司が日本人か海外にいる外国人かによって英語使用頻度は大きく変わります。上司が海外拠点にいる場合、日々の報告・相談・会議がすべて英語になります。一方、上司が日本人であれば社内のやり取りはほぼ日本語で完結するケースも多いです。
決まる要因③:担当プロジェクト
同じ職種・同じ部署の中でも、グローバルプロジェクトにアサインされるかローカルプロジェクトにアサインされるかで、英語使用頻度は全く異なります。グローバルプロジェクトでは海外拠点のメンバーとの会議や資料共有が日常的に発生しますが、国内向けのローカルプロジェクトは英語をほぼ使わないこともあります。

同じ職種でもアサインされるプロジェクトによっては英語を使う頻度が大きく変わることがあるよ
このように、外資系の英語環境は一律ではありません。転職前にエージェントや面接で「どのような組織構造か」「どんなプロジェクトを担当するか」を確認しておくことが重要です。
英語が苦手でも外資系で生き残れる人・生き残れない人の違い
ここが最も重要なポイントです。

英語力が同じでもここを押さえているかで、外資で生き残れるかどうかが変わるよ
生き残れない人:英語から逃げ続ける人
英語が苦手だからといって、グローバルとのコミュニケーションを避け続けることは非常に危険です。
外資系で生き残るためには、自分の存在意義(ビジビリティ)をグローバルに示すことが非常に重要です。 存在感がない人は、組織改編があったときに真っ先に切られる対象になります。
一方、グローバルでの存在感がある人は、仮に自分の部署がリストラの対象になっても、他のチームや部署から声をかけられて社内異動で生き残るケースを何度も見てきました。
英語から逃げていると、グローバルとの接点が絶たれてしまいます。これは外資系においてキャリア上の大きなリスクです。

外資で生き残る上で最も重要なのは、「自分の存在意義をなるべく多くの人に理解されること」だよ
生き残れる人:英語が苦手でもグローバルと積極的につながろうとする人
英語が完璧でなくても外資系で活躍している人の共通点は、グローバル(特に本社)とのコミュニケーションを積極的にとろうとする姿勢を持っていることです。
完璧な英語でなくていい。伝わる英語で、積極的に発信し続けること。これが外資系で長く生き残るための最重要スキルです。
生き残れる人:専門スキルで存在価値を示せる人
外資系はジョブ型雇用が基本です。「この分野ならこの人に聞けばいい」という専門性が明確な人は、英語力が多少低くても職場での存在価値を示せます。
専門性×グローバルとのコミュニケーション姿勢の掛け算が、外資系で長く生き残るための基本戦略です。
生き残れる人:英語を「完璧に話そう」としない人
外資系の職場では、世界中の非ネイティブが英語でコミュニケーションしています。完璧な発音や文法より、「何を伝えたいか」が明確に伝わることの方がずっと重要です。
「伝えることを優先する」と割り切れる人が、外資系での英語コミュニケーションをうまく乗り切っています。

海外の同僚も私が非ネイティブであることは理解しているから、完璧である必要はないよ。大事なのは「コミュニケーションをとろうとする姿勢」だよ!
英語が苦手な人が会議・業務を乗り切るための方法5つ
英語に苦手意識があっても、工夫次第で十分に乗り切ることができます。私が実際に見てきた・実践している方法を5つ紹介します。
方法① 発表資料を徹底的に作り込む
英語での口頭説明に自信がない場合、スライドのクオリティで補うという方法が非常に効果的です。
最悪、口頭でうまく説明できなくても、スライドを見ればキーメッセージが一目でわかるような資料を作る。これができれば、英語力の不足をコンテンツの質でカバーできます。
外資系の会議では、資料の構成力・論理性が高く評価されます。「英語は苦手だけど資料は誰よりも分かりやすく作る」というスタンスは、むしろ差別化になります。
方法② 議事録を必ず作成する
会議後に必ず議事録を作成する習慣をつけましょう。
議事録は「自分の理解が正しいかを確認するツール」として機能します。会議中に完璧に聞き取れなかった部分も、議事録として整理してグローバルのメンバーに共有・確認することで、認識のズレを防げます。
また議事録を送ることで、グローバルとの接点が増え、存在感を示すことにもつながります。一石二鳥の習慣です。
方法③ 聞き取れないときはチャットを活用する
会議中にどうしても聞き取れない場合は、口頭で聞き直すのではなくチャット(TeamsやZoomのチャット機能)で質問内容を文字で入力してもらうよう依頼する方法が有効です。
「Could you type that in the chat? I want to make sure I understand correctly.」
このような一言を添えるだけで、文字として内容を確認できます。外資系の会議ではチャットを活用することは一般的なので、全く問題ありません。
方法④ 不安な会議には複数の日本人で参加してサポートし合う
重要な会議や難易度の高い英語の会議には、複数の日本人メンバーで参加してお互いにサポートし合うという方法も有効です。
一人で全てを聞き取ろうとするより、分担して理解することでカバー範囲が広がります。また会議後に「あの部分どういう意味だったか」を日本語で確認し合えるのも、心理的な安心感につながります。
方法⑤ AIツールを徹底的に活用する
近年、外資系での英語業務において最も革命的な変化をもたらしているのがAIツールの普及です。
会社でCopilot(Microsoft)などのAIツールの使用が認められている場合、以下のことが格段に楽になっています。
- 英語メールの作成・添削
- 英語ドキュメントの作成
- 英語から日本語への翻訳
- 会議のリアルタイム翻訳・日本語での要約
数年前と比べて、英語が苦手な人にとって外資系はずっと働きやすい環境になっています。まず自分の会社でどのAIツールが使えるかを確認し、フル活用することをおすすめします。
英語に自信がない状態で外資系転職を成功させるポイント
ポイント① 英語力より専門スキルを前面に出す
外資系メーカーの面接では、Job Descriptionに記載されたスキルや経験がまず評価されます。英語力に自信がない場合は、専門スキルと過去の実績を中心にアピールしましょう。
「英語は業務の中で継続して伸ばしていきます」という姿勢と具体的な学習への取り組み(オンライン英会話を受講しているなど)を伝えることも効果的です。
ポイント② TOEICより実践英語経験をアピールする
外資系メーカーが採用時に重視するのはTOEICのスコアより「実際に英語を使った経験」です。
英語でメールのやり取りをした経験、英語のドキュメントを読んで業務に活かした経験、外国人と簡単なコミュニケーションをとった経験など、どんなに小さなことでも「英語を実務で使った経験」として伝えることができます。
ポイント③ 英語環境の「レベル」を事前に確認する
転職先の英語環境は必ず事前に確認しましょう。確認すべきポイントは以下の3つです。
- 上司は日本人か、海外にいる外国人か
- 担当するプロジェクトはグローバルかローカルか
- 日常業務のメールや会議は日本語と英語どちらが多いか
これらはエージェントを通じて事前に把握することができます。入社後のミスマッチを防ぐためにも、必ず確認しておきましょう。
まとめ
外資系メーカーでの英語について、重要なポイントをまとめます。
- 帰国子女・インター経験がなくても外資系メーカーで働くことはできる
- 英語の使用頻度は「職種」「組織構造(上司が海外か)」「担当プロジェクト(グローバルかローカルか)」の3つで決まる
- 英語が苦手でも「グローバルと積極的につながろうとする姿勢」と「専門スキル」があれば生き残れる
- 逆に英語から逃げ続けるとグローバルとの接点が絶たれ、組織改編のときに切られるリスクが高まる
- 発表資料の作り込み・議事録・チャット活用・複数参加・AIツールの5つで英語の壁を乗り越えられる
英語力に自信がなくても、外資系メーカーへの転職を諦める必要はありません。大切なのは「英語から逃げない姿勢」と「グローバルと積極的につながろうとすること」です。
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