【現役外資エンジニアが解説】外資系メーカーのリアルな給与推移を公開

「外資系は給与が高い」とよく言われますが、実際にどれくらいのペースで、どれくらい上がっていくのか、具体的なイメージを持てている方は少ないのではないでしょうか。
この記事では、私が外資系メーカーにエンジニアとして勤務してきた中での実際の手取り額の推移を公開します。

えっ!!実際の数字が見れちゃうの!?それは気になる!!
これまで2度の昇進を経験しており、それぞれのタイミングで手取り額がどう変化したかも合わせてお伝えします。数字だけでなく、残業時間の変化や日系企業との比較も交えることで、外資系メーカーでのリアルな給与の伸び方をイメージしていただければと思います。

外資系メーカーへの就職・転職を考えている人はぜひ参考にしてね!
※【注意】この記事の数字について
給与明細を保管していなかったため、実際に銀行口座に振り込まれた手取り額をもとにしています。そのため、正確な源泉徴収票の額面とは若干の誤差がある可能性がある点をご了承ください。また、額面年収は一般的な手取り率をもとにした概算です。
- 外資系メーカーでの手取り額・賞与の実際の推移(2度の昇進を経て)
- 手取りから見た概算年収
- 日系企業の平均給与と比較してどうか


外資系での年収事情をより詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてね!

手取り額の推移
まず、実際の推移を表にまとめます。入社時点、1回目の昇進後、2回目の昇進後(現在)という3つの段階に分けて整理しています。
| 段階 | 月の手取り (残業代込み) | 残業時間の目安 | 賞与(手取り・1回あたり) | 賞与回数 |
|---|---|---|---|---|
| 入社時点 | 約25万円 | 月20時間程度 | 約50万円 | 年2回 |
| 1回目の昇進後 | 約30〜34万円 | 月20~40時間程度 | 約70万円 | 年2回 |
| 2回目の昇進後(現在) | 約40〜45万円 | 月5〜20時間程度 | 約80万円 | 年2回 |
現在(2回目の昇進後)の年収は、額面で850万〜900万円程度です。
手取りから見る概算年収
給与明細が手元にないため、一般的な手取り率(額面から税金・社会保険料を差し引いた割合)をもとに、各段階の額面年収を概算してみます。
入社時点の概算年収
月の手取り25万円×12ヶ月=300万円、賞与手取り50万円×2回=100万円で、年間の手取り合計は約400万円です。
若手層の一般的な手取り率(額面のおよそ78〜80%が手取りになる水準)から逆算すると、額面年収はおよそ500万円前後だったと推定されます。
1回目の昇進後の概算年収
月の手取り平均32万円×12ヶ月=384万円、賞与手取り70万円×2回=140万円で、年間の手取り合計は約524万円です。
この水準の手取り率から逆算すると、額面年収はおよそ680万〜700万円程度だったと推定されます。入社時点からこの段階までで、額面ベースで約180〜200万円ほど年収が伸びた計算になります。
2回目の昇進後(現在)の年収
こちらは実際の額面が分かっているため、概算ではなく実数値です。額面年収850万〜900万円です。手取りベースでの合計(月の手取り平均42.5万円×12ヶ月=510万円、賞与手取り80万円×2回=160万円で年間手取り合計約670万円)とも整合性が取れています。
日系企業の平均給与と比較すると
国税庁が公表している「民間給与実態統計調査」(令和6年分)によると、2024年の民間企業の給与所得者の平均給与は478万円で、統計を開始した1949年以降で過去最高となっています。また正社員に限った平均給与は545万円となっています。
この全国平均と比較すると、私の現在の額面年収(850万〜900万円)は、正社員平均の約1.6倍程度の水準です。入社時点の概算年収(約500万円)についても、若手であることを考えると全国正社員平均に近い、あるいはやや上回る水準だったと言えます。
もちろんこれは業種・個人差の大きい話であり、一概に「外資系だから高い」と言い切れるものではありません。ただ、成果に応じた昇進のたびに年収が大きく伸びていくという実感は、日系企業の年功序列型の給与カーブとは異なる特徴だと感じています。外資系と日系企業の給与水準の違いについては、こちらの記事でもデータをもとに詳しく比較しています。

給与推移から見えること
昇進のたびに大きく年収が伸びている
1回目、2回目とそれぞれ昇進のタイミングで手取り額が大きく上がっていることが分かります。外資系メーカーは年功序列ではなく成果に応じた評価・昇進の仕組みが基本のため、昇進のタイミングで給与が一段階大きくジャンプするという伸び方になりやすいのが特徴です。
年功序列で緩やかに給与が上がっていく日系企業と比べると、このメリハリの大きさは外資系ならではだと感じています。

外資系メーカーで給料UPを狙うのであれば、昇進はマストだよ!

外資系での昇進のポイントについてはこの記事を参考にしてね!

残業時間は増えていない、むしろ減っている
昇進して責任や仕事の範囲が広がっているにもかかわらず、残業時間は1回目の昇進後の「月20~40時間程度」から2回目の昇進後の「月5〜20時間程度」とむしろ減少傾向にあります。
この背景には、出産を経て子どもが生まれたことで、以前のように残業をすることが難しくなったという事情があります。ただ、産休前と同じポジションのまま、フレックスタイム制やリモートワークを活用することで、フルタイムで復帰することができました。
残業時間を大きく削らざるを得なかったにもかかわらず、年収は伸び続けています。これは、外資系メーカーの働き方の自由度の高さと、労働時間の長さではなく成果に応じて評価される文化が影響していると考えられます。「長時間労働をすれば評価される」という文化ではなく、限られた時間の中で成果を出すことが求められる環境だからこそ実現できていることだと感じています。
外資系メーカーの働き方の自由度については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

賞与も安定して伸びている
月給だけでなく賞与も入社時点の手取り50万円から現在の80万円まで着実に伸びています。賞与は会社全体の業績にも左右される部分ですが、個人の評価が反映される割合も大きいため、昇進・評価とあわせて伸びてきた実感があります。
まとめ
自身の給与の手取り推移を振り返ると、以下のようなポイントが見えてきます。
- 昇進のタイミングで年収が大きく伸びる(年功序列ではなく成果ベースの評価)
- 残業時間が増えなくても年収は伸びている
- 賞与も着実に増加している
- 全国正社員平均(545万円)と比較しても高い水準にある
「外資系メーカーは給与が高い」という話は聞いたことがあっても、具体的にどう伸びていくのかはイメージしづらいものだと思います。この記事が、外資系メーカーへの転職を考えている方の判断材料の一つになれば嬉しいです。
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